カサンドラの夫

他称アスペの夫のブログです

初投稿

この度ブログを新しく立ち上げることになりました、自称「カサンドラの夫」です。妻帯者のアラフォー(まだ子無し)です。

今回ブログを始めようと思ったきっかけは、些細なことから妻(以下、カサンドラとする)と喧嘩になり、自分が暴言を吐いてしまったことからカサンドラの怒りが限界を超えてしまい、別居を言い渡されてしまったことです。(詳しくはそのうち改めて書きたいと思います)

思い返せば、結婚当初から喧嘩の絶えない夫婦であったと思います。喧嘩の原因はほとんど自分にあったのでしょう。

「でしょう」と言うのが味噌で、喧嘩の原因が自分にあることに自覚がないのですね。

結婚して数年経つ頃から、

「あなたはアスペ(ルガー症候群)だ、病院へ行って診て貰え」

と言われるようになりました。

そして、

「私はカサンドラ症候群だ、辛い」

とも言われました。

アスペルガー症候群については何となく聞いたことがありましたが、カサンドラ症候群は初耳でした。

Wikipediaから引用します。

カサンドラ症候群;カサンドラ情動剥奪障害(カサンドラしょうこうぐん;カサンドラじょうどうはくだつしょうがい)」とは、アスペルガー症候群(AS)の夫または妻(あるいはパートナー)と情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である。アスペルガー症候群の伴侶を持った配偶者は、コミュニケーションがうまくいかず、わかってもらえないことから自信を失ってしまう。また、世間的には問題なく見えるアスペルガーの伴侶への不満を口にしても、人々から信じてもらえない。その葛藤から精神的、身体的苦痛が生じる。

自分がカサンドラに知らず知らずストレスをかけていたことを知り、ショックを受けました。

自分は情緒的なことを論ずるのがとても苦手であると言う自覚はあります。他人の感情を読み取るのが苦手だし、自分の感情を表現するのも得意ではありません。

失感情症(アレキサイシミア)と言うらしいです。

女性はことに情緒的な繋がりを重視しますから、それができない自分に対して不満を募らせるのもむべかるかなですね。
自分は感情表現は苦手ですが、理論的な施行には自信がありますので、このブログでは理論的に自分の置かれた状況を解析していきたいと考えているのです。

そのため、このブログでは赤裸々に自分自身を解剖して語って行きたいと思っています。

また同じ悩みを持つ方々、アスペの夫、カサンドラの妻の方々と交流できればなと思っています。

自分は口語ベースのコミュニケーションは苦手ですが、文字ベースでのコミュニケーションは嫌いではありません。

口語ベースだと、自分のペースで(じっくり吟味しながら)発信できないのが辛いのです。

初回投稿で長くなってしまいましたが、よろしくお願いします。

ではまた

Anonymousになる解放感

カサンドラから別居を言い渡されてからの数日間、自宅に戻ることができず、ホテルなどを転々とする日々を送っています。

家にいれば、カサンドラが食事を用意してくれますが、別居中はそうはいきませんので、外食せざるを得ません。

ここぞとばかり(という言い方はおかしいのですが)、今までなかなか行けなかったお店に行ったりしています。

普段の自分であればあまり行かないような店を敢えて訪れ、多様なお客さんの中に紛れてanonymousな存在として、誰からも構われず、誰にも構わずにいるのは、それはそれで心地よいものです。

そこでは、自分の社会的な役割、夫であること、(部下から見れば)上司であること、あるいは(上司から見れば)部下であること、(親から見れば)息子であること、などなど、あらゆるしがらみを捨てることができます。

夫であること、上司であること、部下であること、息子であること。そういったしがらみを全て捨て去ることに解放感すら覚えている自分がいます。日々、そうした役割を演ずることにストレスを感じていたのかも知れませんね。

本当であれば(定型発達者の視点からすれば)、妻から別居を突きつけられている身であり、そんな気分にはなれようもなさそうなものですが。

嫌なことは抑圧して忘れてしまおうとする、心理的防御機構が自分は強く働く気がします。これがアスペルガーのせいなのかはよく分かりません。

話は変わりますが、ハッカー集団のアノニマスがかぶっているあのお面。

あれは国王暗殺を試みるも計画が発覚し処刑された、ガイ・フォークスと言う人物の顔を象ったものらしいです。

その、ガイ・フォークスのお面を被った主人公が活躍する映画が、「Vフォー・ヴェンデッタ」。

マトリックスシリーズのウォシャウスキー姉弟が脚本を担当した作品です。

独裁主義国家に対抗して政権転覆を図るテロリストの物語です。

この映画、個人的にはとても好きな作品なのですが、自分の心の中に流れる反体制派意識、テロルに対する憧憬がそうさせているのかも知れません。
これはアスペルガーの症状ですか?分かりませんね。

話が迷走してしまいましたね。失礼しました。

それでは