Anonymousになる解放感
妻カサンドラから別居を言い渡されてからの数日間、自宅に戻ることができず、ホテルなどを転々とする日々を送っています。
家にいれば、カサンドラが食事を用意してくれますが、別居中はそうはいきませんので、外食せざるを得ません。
ここぞとばかり(という言い方はおかしいのですが)、今までなかなか行けなかったお店に行ったりしています。
普段の自分であればあまり行かないような店を敢えて訪れ、多様なお客さんの中に紛れてanonymousな存在として、誰からも構われず、誰にも構わずにいるのは、それはそれで心地よいものです。
そこでは、自分の社会的な役割、夫であること、(部下から見れば)上司であること、あるいは(上司から見れば)部下であること、(親から見れば)息子であること、などなど、あらゆるしがらみを捨てることができます。
夫であること、上司であること、部下であること、息子であること。そういったしがらみを全て捨て去ることに解放感すら覚えている自分がいます。日々、そうした役割を演ずることにストレスを感じていたのかも知れませんね。
本当であれば(定型発達者の視点からすれば)、妻から別居を突きつけられている身であり、そんな気分にはなれようもなさそうなものですが。
嫌なことは抑圧して忘れてしまおうとする、心理的防御機構が自分は強く働く気がします。これがアスペルガーのせいなのかはよく分かりません。
話は変わりますが、ハッカー集団のアノニマスがかぶっているあのお面。
あれは国王暗殺を試みるも計画が発覚し処刑された、ガイ・フォークスと言う人物の顔を象ったものらしいです。
その、ガイ・フォークスのお面を被った主人公が活躍する映画が、「Vフォー・ヴェンデッタ」。
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マトリックスシリーズのウォシャウスキー姉弟が脚本を担当した作品です。
独裁主義国家に対抗して政権転覆を図るテロリストの物語です。
この映画、個人的にはとても好きな作品なのですが、自分の心の中に流れる反体制派意識、テロルに対する憧憬がそうさせているのかも知れません。
これはアスペルガーの症状ですか?分かりませんね。
話が迷走してしまいましたね。失礼しました。
それでは